お得意様Nさんの依頼で、ニッチにハンガーポールを施工しました。
和室の押し入れ横にあるニッチに突っ張り棒を渡し、ハンガーをかけていたのですが、お子さんの成長に伴い重くなってきて機能しなくなったとのこと。
できるだけ家には傷をつけたくないとのことだったので、ニッチの両脇にアジャスター金具を使って1×6材の柱を設置し、30mmφの丸棒をお手製サドルで取り付けました。

部屋は必ずしも水平垂直、真四角が正確とは限らないので、リフォームやリノベーションの場合は採寸に注意が必要。
今回もニッチの左右の壁の高さが微妙に異なっていたので、滑り止めシートを何枚かスペーサーにしました。
また、天井はアジャスター頭部で損傷しないよう、端材を緩衝材に。
ニッチ内のものなのでインテリア機能は不要だったため、不要になれば再利用できるよう木材は全て無垢のままで施工しました。
さらに、前回納品したクロゼットのサドルが余っていたので、それも再利用させていただきました。

お子さんの成長や家族のライフスタイルの変化に伴って家具作りやリノベをさせていただいているNさんですが、お付き合いが長くなると、こういう効率化の提案もできるものですね。