居住している区の保健福祉課主催の防災講習会。
DIY仲間に誘っていただいて行ってきました。
自治体主催のこのような勉強会は久しぶりです。


テーマは「災害にそなえる」。
メインはブルーシートの張り方のお話なんですが、その前に、「被害事例に学ぶ」ということで、消防局の方のお話、保健福祉課、社会福祉協議会の方のお話など。
大阪は昨年、地震被害や台風被害などが続きましたので、予測できない災害の現実を具体的に示していただきました。



わかっているようでわかっていない、防災のプライオリティ。
実は、自治体からもわかりやすいPR物が配布されているんですよね。
家具の配置や固定方法、チェックリストなど、現状とりあえず施している防災措置を見直す良い機会になります。

家具類の転倒・落下・移動防止対策リーフレット



そして、今回のキモ、災害救助活動NPOレスキューアシストによる「屋根の応急処理」のお話と実演。
今もまだ、台風被害で屋根に損害を受けたまま修理に至っていない家が多い大阪ですが、レスキューアシストのメンバーの方の熊本や大阪北部などでの豊富な活動実績をもとに、安全かつ長持ちするブルーシートの張り方や屋根補修を実演していただきました。


ハシゴの安全な固定も大事


はっきり言って、ブルーシートは応急処理。
でも現在、私たちの周りにも、屋根修理を待って待って、ずっとブルーシートで耐えているお家があります。
修理を待っている合間にも、大雨、台風がやってくる。
その時に、高所作業ができない私たちは何ができるのか。
屋根修理をしてもらうまでの間、高所作業ができる人にブルーシートを貼ってもらう際には、どういう風にオーダーすべきか。
どのようにアシストするべきか。



先の被害事例のお話のように、知識だけでは予想もできない事態が起こります。
現場で実際に活動された方々ならではの試行錯誤の末の知見は、ロープテクニックからハシゴの固定、シートの固定方法まで多岐にわたり、目からウロコのテクニックがたくさんでした。





この知見は、防災にはもちろんキャンプなどのアウトドア/サバイバル現場、体を使う作業をする現場すべてに通じるもの。
DIYに置き換えて考えみても頷くことばかりでした。
興味のあったロープワーク、もっと知りたくなったので、勉強してみようと思います。