冬休みの間に立ち寄った「醸造の街」長岡。
当地は、他にも日本酒や醤油、味噌などの醸造所、蔵などが残っていて、通りはちょっとした名所になっています。
中でも、日本一と称される鏝絵の蔵があるのが登録有形文化財「機那サフラン酒本舗」跡地です。
鏝絵と聞けば、とにかく見てみないと、という思いに駆られます。

風情のある店構えの隣にある土蔵は、修復後とあって
真っ白な漆喰を背景に施された十二支や霊獣が目にも鮮やか、ゴージャス!


大正時代、薬用酒で財をなした創業者が贅の限りを尽くして作らせたもので、当時は広告塔として機能していたそうです。



鏝絵の技術を習得したり、モチーフこのままを暮らしに取り入れるのは現実的ではないでしょうけど、アイデア次第で楽しめそうでワクワクします。
例えば、モールド成型したレリーフを漆喰壁にあしらう、など。ポイント使いならいけそうですよね。

機那サフラン酒本舗の店構えの奥には、庭園や邸宅も残されていて趣たっぷりなのですが、残念なことにちょっぴり寂れた風情。現在、地域が保全に向けて活動中とのこと、いずれ屋内なども見てみたいものです。