最近の磁器は釉薬が柔らかいのでしょうか、日常で使っている白い食器に気になる黒いスジ汚れが目立ってきました。
調べてみたら、どうやら「メタルマーク」と言われる、金属製の汚れのようです。昔はあまりこんなことなかったような気がするんですけどね。
犯人は、右手に着けた指輪らしい。
私は横着者なので、指輪をはめたまま家事をすることがほとんど、食器洗いなどもそのまんま。
なので指輪がガラス状の釉薬に当たって、削られた金属粉が釉薬の細かな凹凸や目に見えないキズに入り込んでしまう。
「メタルマーク除去液」なるものも販売されていて、基本、酸性の液で汚れを溶解して落とすもののようです。ネット上では、トイレ用洗剤で似たような効果が得られるとのことだったので実験してみたのですが…私の場合はほとんど落ちませんでした。指輪の素材が耐食性に富むチタンだからかもしれません。
ということで結局、物理的に除去することにしました。
1500番の耐水ペーパーで傷をつけないようにゆっくりと磨き、なんとか気にならない程度にまで落とすことができました。
やはり、汚れは一筋縄ではいかない。ケミカルと人力、両方で攻めないといけない場合もありますね。
釉薬もペーパーでこすりすぎると曇ったり、はがれたりするリスクがありますので、ペーパーで処置する場合は日常使いのカジュアルな食器にするのが無難ですね。大切なものは、専用の道具を使うか、プロに任せましょう。
そういえば先日も、風呂場の床にガルバナイズのたらいを置いていたら、薄墨のような汚れがつきました。これはメラミンスポンジで一撃です。