2タイプのスプーンカービングを教わる機会を得ました。

ひとつは、グリーンウッドワークのスプーンカービング。
竹中大工道具館で、著名なグリーンウッドワーカーである福畑慎吾さんに教わる機会、そんなにない! と思い、即決。

グリーンウッドワークは生木木工。
でも、生木ってなかなか手に入らないので体験したことがなく、乾燥材とどう違うのかも知りたかった。

最大の特徴は、柔らかい生木であること。
丸太からノコギリと手斧で粗く切り出した後は、カービングナイフとフックナイフで整形。
みずみずしいと言っていいほどの材は、驚くほどにナイフ通りがいい。
映像で見るグリーンウッドワーカーがサクサクと削るのを不思議に思っていましたが、納得です。

感心したのは、そのナイフワーク。
ジグやクランプを使わず、両手のみでいかに怪我をせずに切削するか。
昔からその技術が伝えられて、今に至っているそうです。
これならなるほど、家で空いた時間にやりやすそう。

仕上げも、ペーパーをかけたりせず、ナイフ跡もそのままにするとか。
素朴な仕上がりが素敵です。

これはちょっとペーパーかけました

もうひとつは、乾燥材によるスプーン作り。
DIYアドバイザーの大先輩がブラッシュアップしてきた技術の直伝です。
こちらは自主企画ですが、竹中大工道具館をお借りして開催しました。

乾燥材は硬く、生木のようには削れません。用意された材は
 ヒノキ<ウォルナット<タガヤサン
の順に硬くなるそう。私は、中程度のウォルナットを選びました。

こちらは、アウトラインを糸鋸で切り出してナイフやノコやすりで整形、サンドペーパーを駆使して仕上げます。
時間短縮のために、使えるものは電動工具を使用。
最終的には家に持ち帰り、満足いく形になるまでカービングナイフで整形しました。

真ん中がウォルナット。上下がヒノキ。
ともに、アマニ油仕上げ

やはり1番の違いは、「生木 vs 乾燥材」。
クランプやバイスの有無など、安全対策も全く違います。

作るものの結果は同じだけれど、その材料や作り方の背景の違いにそれぞれの文化を感じた経験でした。