自作の石鹸で洗髪をするようになって1年近く。
キャスターオイルとアロエエキスを入れた石鹸が現在の定番になっています。

アロエの頭髪に対する効果もさることながら、きれいなピンク色になるという点も見逃せない魅力。
何度か作って気がついた点をメモします。

1回目。
キダチアロエをミキサーにかけ、濾したものに水を足し、火にかけてアクを除去。その後、フィルターでさらに濾しておく。
水分の1/3をこのジュースとして分けておき、2/3の精製水で苛性ソーダ水溶液を作ってライトトレースまで鹸化させます。
その後、アロエジュースを投入して撹拌し、型入れ。
オイルは、ひまわり油、ココナッツ油、ラード、キャスター油。

2回目。
キダチアロエジュースを作るところまでは1回目と同じ。
今回は、アロエジュースを足して苛性ソーダ水溶液を作り、鹸化。
水溶液作成時からオレンジ色になり、鹸化後もベージュに近いピンクに。
オイルは、エキストラバージンオリーブ油、ココナッツ油、ラード、キャスター油。

3回目。
前回、ピンク色にならなかったのを反省。
仮説として、前回、黄味がかってベージュになったのは、メインオイルが食用に市販されているエキストラバージンオリーブ油だったからではないか。
ということで今回は、白く仕上がるひまわり油をメインオイルにしました。
また、成分を守る目的で加熱時間を最小化するため、すり潰したアロエに水を加えたものを1晩静置し、上澄みを火にかけてアクを除去。
さらに、それをオイルに先入れした。
ジュースの分量は水分量の1/3。

本来は、オイル以外は同条件でするべきだけれど……。
いずれも葉の棘まで粉砕して使用してますが、濾過してからの処理、投入タイミングがそれぞれ違います。
3回目が一番、きれいに発色しているように思う。
今のところ、メインオイルの色が仕上がりに一番影響していると推測。
アロインは酸化によって発色、高温化で促進されるとのことなのですが、あまり高温にさらすと成分がこわれそうで。
ジレンマです。
研究はまだ続きます。